THCの貿易って国内でできるの?

今流行りのCBDやHHC。

基本的に全ては外国でのΔ9THCの効果を求めて様々な合成等から抽出しているものかと思います。

ですが、それならそのままTHCを輸入し国内ではやらせればいいのでは?と考えた人も多いはず。

今回はそのTHCの輸入、貿易が可能かを解説したいと思います。

重要
令和4年3月7日付省令により、通称HHCが医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(以下「薬機法」という。)

2条15項の「指定薬物」に指定されました。またこの省令は、令和4年3月17日から施行されます。そのため左記の日程から違法となり、当記事の以下の情報は施行前の情報となりますので注意をお願いいたします。(2022/03/10記述)

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000212475_00028.html

THCの貿易ってできる?

基本的に無理

THCは日本において規制されているため無理です。

しかし、どうしてもそのTHCを国内に入れたり扱うとなるには一つだけ方法があります。

それが、大麻研究者になること。

大麻取締法には以下のように記載があります。

第二条 この法律で「大麻取扱者」とは、大麻栽培者及び大麻研究者をいう。
 この法律で「大麻栽培者」とは、都道府県知事の免許を受けて、繊維若しくは種子を採取する目的で、大麻草を栽培する者をいう。
 この法律で「大麻研究者」とは、都道府県知事の免許を受けて、大麻を研究する目的で大麻草を栽培し、又は大麻を使用する者をいう。
第三条 大麻取扱者でなければ大麻を所持し、栽培し、譲り受け、譲り渡し、又は研究のため使用してはならない。
 この法律の規定により大麻を所持することができる者は、大麻をその所持する目的以外の目的に使用してはならない。

第四条 何人も次に掲げる行為をしてはならない。

 大麻を輸入し、又は輸出すること(大麻研究者が、厚生労働大臣の許可を受けて、大麻を輸入し、又は輸出する場合を除く。)。
 大麻から製造された医薬品を施用し、又は施用のため交付すること。
 大麻から製造された医薬品の施用を受けること。
 医事若しくは薬事又は自然科学に関する記事を掲載する医薬関係者等(医薬関係者又は自然科学に関する研究に従事する者をいう。以下この号において同じ。)向けの新聞又は雑誌により行う場合その他主として医薬関係者等を対象として行う場合のほか、大麻に関する広告を行うこと。
 前項第一号の規定による大麻の輸入又は輸出の許可を受けようとする大麻研究者は、厚生労働省令で定めるところにより、その研究に従事する施設の所在地の都道府県知事を経由して厚生労働大臣に申請書を提出しなければならない。

 

 大麻を輸入し、又は輸出すること(大麻研究者 が、厚生労働大臣の許可を受けて、大麻を輸入し、又は輸出する場合を除く。)。

とあり、基本的に売買は処罰の対象となってしまうようですが、栽培する事は可能になります。

 

THCを日本で扱うのは違法?

結論、違法!

大麻取締法には実際、THCの含有量やその文字自体は記載がありません。

しかし、こちらの厚生労働省のHPでは、

THCを検出した製品は大麻取締法上の「大麻」に該当する疑いがある製品であることから、厚生労働省ホームページにおいて、その旨を掲載し、上記5製品が手元に残っている購入者の方々、または販売事業者の方々におかれましては、最寄りの地方厚生局麻薬取締部、都道府県衛生主管部(局)薬務主管課または保健所まで提出していただくようお願いしました。(下記URLをご参照ください。)

 と記載があります。

あくまでも日本の大麻取締法には記載がなくても、

大麻の疑いがあるということで回収に至っているためやはり違法という事になりますね。

THCの代替品!? 日本で摂取したい人におすすめの成分

ここでは、日本でもOKとされているカンナビス製品の中で代表的なものをご紹介します。

CBD

CBDはリラックス感を生むと言われており、

鎮静化作用、慢性的なストレスの緩和等様々な効果があると言われています。

カンナビジオール(CBD) 事前審査報告書

 

cbdリキッド 高濃度 特許 CBD オイル 吸引 カートリッジ タイプ CBD50%

出典https://item.rakuten.co.jp/cannatech/canna-oil-p1-sale/25-4c47-adab-42147a7a88e2/

 CBDのメーカーとして非常に人気のカンナテック。

電子タバコのように蒸気摂取する商品です。

  

CBN

CBN(カンナビノール)。

レアカンナビノイドとして知られていて、実は精神作用を及ぼすTHCから抽出されるカンナビノイドです。

THCが酸素、光、そして温度にさらされることでCBNが生成されますが、

THCが分解されてできたものであり、THCの効力は弱く、依存性や高揚感を感じることはないと言われています。

日本でも違法薬物として登録されていないのが現状です。

 

Vethos Design Chillux CBN60%

Vethos Design Chillux CBN60%

出典https://item.rakuten.co.jp/wvskinshicho/chillux-cbn1ml/

高濃度CBNカートリッジ。

こちらも510規格のVAPEを使用して吸引します。

筆者も使用したことがありますが、喉のキック感が少し強く、体感もそこそこあるのでおすすめです。

 

CBG

カンナビゲロール(CBG)は最も豊富な植物性カンナビノイドの前駆体分 子としての役割を果たしています。CBG はカンナビノイド受容体において Δ9-THC と CBD の間に親 和性と活性の特徴を示すが、α-2 アドレナリン受容体及び 5-HT1A との相互作用において特異的なよう です。研究は、CBG が神経疾患(例えば、ハンチントン病、パーキンソン病、多発性硬化症)、炎症性 腸 疾患の治療に可能性があることだけでなく、抗菌活性を有することを示しています。

出典カンナビゲロール(CBG)の薬理学的症例(総説) 

 

CBG パウダー/CBG 99.6%

CBG パウダー/CBG 99.6%

出典https://item.rakuten.co.jp/cbdmania/n-cbg-crystal500/

 こちらのパウダーはCBDオイル等に混ぜて使用するもの。

パウダーは色々な使用用途がありとても人気の商品でもあります。

まとめ

 今回は、THCの貿易ができるのかについて解説しました。

基本的にTHCは日本では違法の成分とされているのでTHCの取引等は不可能です。

大麻研究者となるとまた条件が変わってくるそうですが、なかなか一般人には難しいことかもしれませんね。

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